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進行と治療法

子宮頸がんの進行期(ステージ)

組織診などの検査によって子宮頸がんと診断された場合、がんの広がりや大きさ、浸潤の有無や程度、他の臓器へ転移しているかどうかによって、子宮頸がんの進行期を確定します。子宮頸がんの進行期は、細胞診の判定クラスとは全く別のものなので、混同しないように気を付けてくださいね。

進行期によって、その後の治療方針が変わってきます。子宮頸がんの進行期は、大きく分けると0期~IV期の5段階に分けられます。それぞれのステージの状態について詳しくみていきましょう。

  • 0期
    がんが上皮内のみに留まっている状態で、転移をしない非常に早期のがんです。この段階で治療を受ければ、ほぼ100%完治すると言われています。
  • I期
    がんが子宮頸部に留まっている状態で、Ia期とIb期に分けられます。
  • II期
    子宮頸部を越えてがんが広がっていますが、骨盤壁や膣壁の下方3分の1には達していない状態です。IIa期とIIb期に分けられます。
  • III期
    がんが骨盤壁まで達していて、がんと骨盤壁との間にがんでない部分がない状態、または膣壁への浸潤が下方3分の1を超えている状態です。Ⅲa期とⅢb期に分けられます。再発率は90%以上と言われています。
  • IV期
    がんが膀胱や直腸の粘膜にまで広がっているか、骨盤を越えて他の臓器に転移している状態です。IVa期とIVb期に分けられます。5年生存率は10%以下と言われています。

0期(上皮内がん)の治療法

0期のがんは、がん細胞が上皮内に留まっている状態なので、転移することもなく、局所治療で治すことができます。一般的に、「円錐切除術」という子宮温存手術をすることが多いです。

最近では、レーザーを用いた「レーザー療法」や高周波電気メスを用いた「リープ療法」が主流で、出血も少な く短時間で終わります。

また、レーザーを照射してがん細胞を死滅させる「光線力学的治療(PDT)」や、液体窒素でがん細胞を凍らせて死滅させる「冷凍療法」と いう治療法もあります。

進行期別の治療法

Ia期の子宮頸がんの治療は、「単純子宮全摘術」という子宮だけを切除する手術をすることが多いようですが、進行状況によっては「円錐切除術」を優 先することもあります。

Ib期~II期の治療は、一般的に「広汎子宮全摘術」という子宮だけでなく膣の一部や子宮の周りの組織も切除する手術をします。

III期以降まで進行した子宮頸がんの治療は、手術と併せて、子宮頸部の扁平上皮がんに大変効果があると言われている「放射線療法」や、抗がん剤を用いた 「化学療法」を行うことになります。

子宮頸がんの治療を受ける時は、治療法の種類、期待できる治療効果、治療の危険性や副作用などについて、医師からきちんと説明を受けた上で、納 得できる治療法を選んでいってくださいね。

 
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